展覧会名:日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「書聖 王羲之」
場所:東京国立博物館 平成館 特別展示室
会期: 2013年1月22日(火) ~ 2013年3月3日(日)
帰ってくるなり、家族がインフル騒ぎで・・・(^▽^;)ご報告遅れましたが、先週末に産休前最後となります、美術散歩に行ってきました。さすがにもう一人で人混みへウロウロできる感じではないので、書友の雅風さんにご一緒していただきました。
平日の昼だというのに、なかなかの盛況っぷり・・・( ̄Д ̄;;
いやいや、だいぶ端折りながら見ることになってしまいましたが、それでも2時間ガッツリ伝統書道三昧。
私としては、「王羲之」に対して抱えいる謎の解明をしたいと、周りのお客さんのささやく感想にも耳をそばだて・・・(笑) 線質、字形、組版、空間・・・・・・さまざまな角度から作品を拝見しました。
まぁ・・・「王羲之」が亡き今、この神格化された状況で私の謎が解けるはずは無いのですが(笑)
それでも、いくつかの「写し方」を見るとやはりそこに当時から違和感を感じている人はいるのかな?と思ったり・・・(独り言です)
書道界において神格化されている「王羲之」ですが、やはり彼なりに技量に葛藤した時代もあったり、その後でてきた歴史に残る名筆に「王羲之」の線を見たり、いつも見ている先生の線質も「王羲之」を感じることができたり・・・とマニアックな感じではありますが、とても勉強になりました。
書道家ではない私としては、やはり素直に感じる部分としては「白隠」の文字の方が芸術として魅力をかんじてしまします。「王羲之」が芸術として評価される部分として、自分が思うのは白と黒のバランス。文字ひとつひとつのモノクロームバランスとは別に、組版に見るモノクロームバランス。まぁ・・・それでも、普通に読み物を組版してきた私としては、「これおかしくないか?」と思う部分も多々ありますけど。それが書道美といわれてしまうと、やはりなかなか一般の方には理解しにくい世界なのかなと思ってしまったりもします。
これだけのものが集まることは、稀だと思いますので、興味のある方は是非。
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