#022 干支飾り(巳年)

今年も残すところあとわずかとなりましたね・・・今年最後のご挨拶と作品の紹介です<(_ _)>

【作品概要】

作品タイトル:巳年飾り

(みどしかざり)

制作時期:2012年

作品サイズ:半紙2分の1

使用筆:攀桂堂(丹)
墨種:墨汁

フレームサイズ:インチサイズ

 

【制作小話】

昨年も作りました、来年一年間玄関を守っていただく干支玄関飾りです。巳年は難しいですね・・・年賀状サンプルをみても今年は「巳」の字が少ないこと・・・こちらも「#021 Merry Christmas」同様、お稽古先でデザインを考え、その後作業場で完成させたものです。

字形の原型は「殷中説文小篆」の「巳」となっています。最初は古代文字から拾ってこようかと思っていたのですが、「巳」は蛇ではないんですよねぇ(^▽^;)あたりまえですけど・・・。「殷中説文小篆」の字は「巳」と「へび」っぽさを兼ね備えたうってつけの字形でしたので、キタコレ!って感じですぐイメージは沸いたのですが、いつものことですが、イメージどおりになかなか筆は動いてくれず(笑)

 字形的にはそんなに崩していないので、書道の研鑽があり「殷中説文小篆」の「巳」を知っている人から見れば、「巳」という字にしか見えないようで・・・(^▽^;)、しかし、書の字になじみの無い身内に見せると「へびだ!」と言っていたので、やはり文字おもしろいねぇってところで今年も落ち着きました。


【フレームコーディネート】

 白木のフレームに白マットでワンポイントに蛇の鱗に見立てた絞り柄の和紙を入れました。先日考察記にも書きましたが、商売繁盛のシンボルなのでチョット欲張って金色!を入れてみちゃいました(*^.^*)エヘッ

 いつもは「洋」を意識した、コーディネートをするのですけど、今回はガッツリ和風なデザインです。

 

midoshi

【振り返り&来年に向けて】

 今年は本当に自分史に残る幸せな1年でした。書道をはじめてはじめての個展、多くの方に見ていただくことができ、新しい出会いがたくさんありました。また、私ごとながら新たな命も授かり・・・まぁ・・・密度の濃い一年でした(笑)今思い返しても、幸せなきもちで心が温まります。その気持ちをこれからも私の書を感じでくれる人たちに少しでもお届けできるような作品作りを続けて行きたいと思っています。

 といいながら、年明け早々には出産準備もスタートし、書道活動は一時ゆるやかなスタートとなりますが、まだまだ書きたいもの、書きたいこと、表現への挑戦、そして、この頂いた幸せの素を皆様の元へ届けられるよう頑張ってゆきますので、今後ともよろしくお願いいたします(*^.^*)

 

 ブログ読者の皆様&リアルに支えてくださった方々今年は本当にお世話になりました。

 本当にありがとうございました。そして、図々しくも・・・(笑)来年もよろしくお願いいたします(*^.^*)エヘッ

 

 

 それでは、皆々様よい年越しをお迎えくださいませ。<(_ _)>

 

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