クリスマスまで1週間となりました。こんな書のクリスマスカードはいかがでしょうか?
【作品概要】
作品タイトル:Merry Christmas
(メリークリスマス)
制作時期:2012年
作品サイズ:半紙
使用筆:攀桂堂(丹)
墨種:墨汁・青墨・水彩銀
加工:DTP印刷
フレームサイズ:L2サイズ
【制作小話】
お稽古プログラムがフリーになりましたので、お稽古先で元デザインを考えました。組版ベースの構図に書筆ならではのアルファベットを配した形になっています。ツリーのような三角すいを匂わしながらも、その形にとらわれないように書くのが難しかったです。形を誇張するのは簡単なのですが、そこにこだわってしまうと、書ならではの空間がおろそかになってしまって、安っぽく仕上がってしまうので、そうならないようにするのが一苦労(汗)。途中、先生もまざって書いてくださったものは、同じ筆を使ったとは思えないほど線がキレイ!!!( ̄□||||!!ギャボン!そんなの見せられたら、頑張るしかないじゃん・・・にへっ(頑張ったからといって書けているとは限りませんが、できるだけ近づこうと・・・(笑))とさらに、課題が増えてしまい振り返ってみれば、クリスマスの紙の山が・・・ゼーゼーorz
今回は複数制作ということで、印刷という最終形態を選択しました。しかし手書きらしさを出したかったので、印刷後に薄めの青墨に水彩の銀を溶いたものを散らしました。写真ではわかりませんが、キラキラとダイヤモンドダストになっているのです(*´ェ`*)
【フレームコーディネート】
HOTな感じに仕上げたかったので、木彫のフレームにマットのベースカラーをベージュにしました。コーナーにポイントとしてクリスマスカラーのグリーンとエンジ。エンジの部分は金銀箔の漉いた和紙を使用しています。洋風でありながら、和のポイントがあることによってより「書」らしさがでたかな?と思います。
濃いエンジフレームの物も作ってみました。木目調はロッジ風の優しい感じ、濃いほうは暖炉的な格調を感じます。どちらもお部屋に優しくマッチします(*´ェ`*)
それでは、皆様、よいクリスマスを・・・♪
コメントをお書きください
雅風 (月曜日, 17 12月 2012 17:47)
横書きが常であるアルファベットを書に融合するという作業は本当に…本当に大変ですよね(苦笑)印刷後に施されたという部分が書らしさに華やかさをもプラスして深みを生み出されていると感じます。このたびの作品…濃いブラウン枠がより好みです。
Kou (月曜日, 17 12月 2012 18:02)
コメントありがとう♪。そうなんですよね・・・アルファベットの難しさ。ただ書筆で書いただけになってしまいがちな部分をいかに、書らしく表現するか・・・。線質もかなりセレクトしないと・・・と、漢字作品以上に細かい気配りが必要ですね・・・。
濃いブラウン派でしたか~ウフフ。好みが分かれるところですよね~(*^m^*) ムフッ