GUTAI The Spirit of an Era 「具体」

展覧会名:GUTAI The Spirit of an Era 「具体」

場所:国立新美術館

企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

会期:2012年7月4日(水)~ 9月10日(月) (火曜休館)

 HP:http://www.nact.jp/exhibition_special/2012/gutai/index.html

 

最近美術散歩レポしかしていない気がします・・・(-_-;)でも、どうしても行きたかったのです!

 

GUTAI

 

今回の美術展は、他のレポと比べて、説明ができないのです。どこが良いとかこれを見ようとか、伝えようがないというか(笑)でも、ここ数年みてきたどの美術展よりも、感動しました。

なんていうのかな・・・とても素敵な時代の元気を頂いた気分。前衛美術といってポロックにも似た感じもありましたけれども、日本人というのがそうさせるのか、ポロックよりもド・ストレートにいろいろなものが伝わってきました。

 

そもそも、「具体」ってなに?って多くの方が思ってますよね・・・。前衛美術って言ってもなんかピンとこない。見てもよくわからない。(^▽^;)・・・・ダヨネー。

私的解釈で言うと、誰も思いつかないような表現を大人が大真面目に考えて考えて作り上げたもの。それがGUTAIと認識しました。(違ってたらごめんなさい。)

なにが、どうというのは説明しにくいのですが、見始めてすぐ涙が出そうでした。強い勇気や精神の自由それらがとてもキラキラしていて美しいと感じたのだと思うのですが、GUTAI活動があった時代は昭和の中期にあたるのかな?私が生まれる少し前までが全盛期。高度成長期のまっただなまさに、かオールウェイズの世界です。その時代の日本はモノを作る、生み出すということに対して活気のあった時代と私は思っています。この時代生まれたモノは、発想、思想、精神、どれも「生」に対して純粋な気がするのです。私は、そういった「生」の美しさに強く惹かれるようです・・・。そして、涙のわけにはもうひとつは、現在の不景気があるのでしょう。今の世でこれだけ自由に表現をするのには相当な困難が前提にあります。物があふれ捨てる時代に、誰もなしえないことを見つけるのがまず大変。そして変わったことをやれば見向きもせず無視される悲しい時代です。そしてそれに打ち勝つ心が育たない教育環境・・・。先人は言います「まだまだあるよ」じゃぁ教えてくれよ!っておもちゃう(笑)

 

ただ、ひとつ私も勇気付けられたことば。

 

これが美術であるかないか、そんなことはどちらでもよさそうです。

(吉原良治「具体の人々」第1回具体美術展案内ハガキ、具体美術協会1955年)【GUTAI図録より】

 

 

最近、私が書を書く上で思うこととすこしリンクして思わず笑ってしまったのですが・・・(笑)

 

 

私の書への思いは・・・。

「これが書道であるかないか、そんなことはどちらでもよいこと」なんです( ゜∋゜)

 

書を芸術としたとき、書を書かない人から見た場合、これが書かどうかなんて関係ないことです。書人として書を書きはするけれども、そこから先は見た人の心ひとつ。書としての研鑽は積むけれども、純粋に文字を表現するということのおもしろさ、世に広がる素敵なものを芸術のカケラを少しずつ紡いで新しい素敵なカタチができたらいいなと思うのが、最近の創作活動のなかで心のモチベーションだったりしています。もちろん環境的になかなか前に進めなかったりもするのですけれどね・・・。マイペースです。

相手に伝えたい純粋な精神を載せて・・・書き作り上げる。それをきちんと表現するのが、今の書の目標であり、STYLEなのです。(。-_-。)モットモットがんばりゅぞ!!

 

ひさびさ、感動しすぎて語りすぎました(*v.v)。ハジュカチィ・・・。

 

 

 

 

 

【おことわり】ブログ説明において、図録から言葉をお借りしました。著作所有者様より不快を感じられましたらご連絡ください。お詫びおよび、ブログの訂正をさせていただきます。ご好意で掲載させていただけることを切に願いますm(_ _"m)ペコリ

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